真っ白な館

思い付いたことを書きます。

2019年にネット配信で観た傑作・良作ドキュメンタリー16本

明けましておめでとうございます。
早速ですが昨年Netflix経由で観たドキュメンタリー作品のうち、面白かったものをまとめてみました。ランキングではありません。順位をつけることができませんでした。強いて言うなら『猫イジメに断固NO!: 虐待動画の犯人を追え』『ファイヤー・イン・パラダイス -地獄と化した町-』『アインザッツグルッペン ナチスの殺人部隊』辺りが特に印象的でした。でもこの記事に載せたものは全部面白かった(観たもの全部載せたわけじゃない、微妙だったものは載せてません)ので、気になるものがあれば是非観てみてください。

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チャック・パラニューク"Rant"読書メモ2(4-9章)

前回から1年以上開いてるのは勿論読むのを完全に中断していたからです。
文章にまとめるため読んだ箇所を再読してたら「えっこういう話だったの?」みたいな気づきというか理解せずに読み飛ばしていた箇所がゴロゴロ出てきたのでむしろ誤読があったら指摘してほしい……。
前回はこちら。
whiteskunk.hatenablog.com

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何かを語ることの難しさ、あるいは『ジョーカー』から見る社会反映論の落とし穴

とある記事に対するはてブでこうコメントした。

ジョーカー、「彼が狂うのには理由があったんだよ」と「狂っているやつは最初から狂っているんだよ」の両方を提示してるのが巧妙で、どちらか片方の立場でのみ共感すると落とし穴が待ってる映画だと思う。

要点はこのコメントで事足りるけれど、書きあぐねていた感想をアウトプットできそうなことに気づいたのでもう少し筆を割く。
wwws.warnerbros.co.jp

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【宣伝】同人誌にアレナス論を寄稿しました&10月くらいに受賞作発表します

要約


詳細

①夏コミC96寄稿

id:hanphen さんの作成する海外文学レビュー同人誌『カモガワGブックス vol.1 非英語文学特集』へレイナルド・アレナスに関する文章を2つ寄稿しました。C96の3日目/8月11日(日)西こ30b「京都大学SF・幻想文学研究会」さんにて委託頒布する予定(circle.msのリンクはこちら。要ログイン)。
hanfpen.hatenablog.com
f:id:whiteskunk:20190809001901j:plain
1つは「《フィクションのエル・ドラード》全レビュー」特集のレイナルド・アレナス『襲撃』の書評。もう1つはレイナルド・アレナス論「レイナルド・アレナスを概観する」です。
後者について。実のところ、レイナルド・アレナスの生涯や全著作は安藤哲行氏が『ユリイカ』01年09月号のレイナルド・アレナス特集で概ねまとめてくれています。また、『襲撃』翻訳者の山辺弦氏はガチガチのアレナス研究者ということも考えると(山辺氏はレイナルド・アレナスで博士論文を仕上げてます)、彼らとはまた別のアプローチで作品論を仕上げた方がよいだろうと考えました。
そのため、今回の「レイナルド・アレナスを概観する」は、「アレナスどう読んだらいいのかわからんなー」という人がアレナスに触れやすくするための補助線になるようなものを目指しました。具体的には、彼の著作に頻出するモチーフや構造を確認しつつ、アレナス自身の人生が著作に与えたとおぼしき影響をまとめています。山辺氏や安藤氏のアレナスに関する文章を全部追っているといったようなアレナスフリークの人には多分物足りないかもしれませんが、その分「これを読んだらアレナスは大体わかった」と
f:id:whiteskunk:20190809000530p:plain*1
はなりませんが、理解のとっかかりにはなるかと思います。是非読んでいただけますと幸甚です。
なお、同誌は以下のとおり通信販売と福岡の書店「本のあるところajiro」さまにての委託販売の予定があるそうです。こちらもぜひ。
hanfpen.booth.pm

②10-11月に第10回創元SF短編賞日下三蔵賞受賞作を発表します

第10回創元SF短編賞にて日下三蔵賞を賜った『サハリン社会主義共和国近代宗教史料』(二〇九九)抜粋、およびその他雑記」を同人誌にて発表する予定です。
第10回創元SF短編賞の宮内悠介賞を受賞した千葉集氏(id:nemanoc )の「回転する動物の静止点」、第9回で大森望賞を受賞した織戸久貴氏(id:saitonaname )の第10回最終候補作「あたらしい海」と一緒に掲載されます。三本の矢や!
proxia.hateblo.jp
応募時から更に改稿しておもしろくなるよう三人とも鋭意作業中ですので、こちらも楽しみにしていただけるとありがたいです。
最速で10月の某SFイベント、遅くとも11月の東京文学フリマで発表予定です。

③余談

先日から『天気の子』で心をめちゃめちゃにかき乱されている上、今月20日には伴名練さんの『なめらかな世界と、その敵』で更に心がかき乱される可能性が高い。
www.hayakawabooks.com
出版社から早めに原稿を読ませてもらった人々がことごとく絶賛してるので、20日までに諸々片づけておかないと……また『天気の子』のときみたいに何も手が着かなくなる……。

『天気の子』2回目を観にいった際のメモ一覧

初回の感想こちら

whiteskunk.hatenablog.com
2回目を観た直後に、映画の冒頭からラストまでの時系列に沿って感じたことをざっと思い出してメモしたもの。「どの場面がどのシーンの前/後に配置されてるか」がアホみたいにすらすらと思い出せたので、ちょっとした台詞や映し出される映像・場面のほとんどにストーリーライン上の必然性がある。
なお、映像から推測・判断できる情報だけを書き起こしたので、小説版を読めばわかる情報と齟齬があるかもしれませんがご了承ください。
※2019/07/31 8:40:ブコメ指摘受けて一部表現変更。id:type-r さんありがとうございます。

小説 天気の子 (角川文庫)

小説 天気の子 (角川文庫)

以下、重大なネタバレを含みます。

鑑賞メモ

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バランスのいい作品がラストで一線を越えてしまった!『天気の子』感想

『天気の子』を観た。二連続でこのレベルの作品が出てくるのマジ……? 自分は新海誠作品のなかで一番好きかもしれない。

映画『天気の子』スペシャル予報
※以下、ネタバレに一切配慮していません。

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