樺太旅行記3日目
めっちゃくちゃ遅くてもうすぐ一年になりそうです。実際のところレポ自体は全部書き上げてmixi日記に全部アップしていて、こちらに転載するのをめんどくさがっているだけでして……。
前回まではこちら。
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3日目
昨日と同じく9時に起床し、3日目の観光スタート。チェックアウトと同時にホテルに荷物を預け、ユジノサハリンスク駅に。駅に入るだけで荷物検査と身体チェックを受けるのはなかなか新鮮……。 3日目は電車に乗って宮沢賢治の足跡を辿る予定だった。宮沢賢治は1922年8月に、樺太鉄道に乗って当時の栄浜(現:スタロドゥブスコエ)まで旅をしたのだが、現在のサハリン鉄道はその途中駅のドリンスクまでしか開通していない。そのため、ユジノサハリンスク~ドリンスク間を電車で移動し、そこからスタロドゥブスコエまではバスで移動するルートを最初は想定していたが*1……電車の運行予定がかわっていて、午前は電車が一本も出ていないことが判明する。午後の電車を待っていると流石に一日の予定が全部つぶれるので、ドリンスクまでを含めて全工程をバスに切り替えることになった。駅前で朝ご飯のファストフードを食べ*2、バスでドリンスクへ。 何もない!駅に! なにも! ない! 最高!!!! 再度バスに乗って栄浜へ。大体これで2時間くらいバスにゆられてる。バスの外には広大な景色が広がっている。
同行した友人二人は北海道出身なのだが、しきりに「これは北海道だ」と行っていた。つまり、郊外にある広大な土地と、そこに点在する家屋や農家。、出身者が言うならそうなのだろう。
あと、もう一つ印象的だったのが、1-2時間ずっと乗り合わせていたバスに、地元の若い人(10代と思われる)が結構いたこと。かなりおしゃれな格好した人たちが、バスを乗り継いでユジノサハリンスク市街まで行き来しているのである。
それはそれとして、バスを乗り継いでやってきた栄浜。
何も! なにも!!ない!!! 完全に無でした。無は永遠と同義なのでここには永遠があった。 裏世界か?さて、スタロドゥブスコエには琥珀海岸という場所があり、海辺で琥珀が取れると聞いていた。そのため、浜辺で琥珀がないか少し物色。でもどうも情報不足だったらしく、当該エリアは自分たちがいた場所から1キロ程度離れたところだったらしい。バスの時間を考えると諦めた方がよさそうということになった。近辺を歩き回る。 寒村の無を楽しんだ後、バスを乗り継いでユジノサハリンスクに戻る。バスが途中の乗り継ぎで1時間近く遅延していたりと少しアクシデントもあった。ドリンスク駅前の市場を軽く観たり、カフェで軽食を食べたりもしたが、写真は撮ってない。カフェは閑散としていて、店員のお姉さん2名が空き時間にソファで絵を描いていたのが印象的だった。そういうゆるさ最高なのでもっとやっていくべき。 ユジノサハリンスクに戻った後、2つ目の宿に向かう。ベルカホテルという、ロッジっぽい環境を意識した宿である。昨日までの宿と違い、こちらは3つ星ホテルだったのでかなり快適な環境だった。ホテルの人と英語で会話ができる。ただ、チェックインに時間がかかるのはどうしようもないっぽい。パスポートの全ページでコピーを取られたので。チェックインしたのが16時ごろ。で、まだゆっくり休むには早かろうという話になり、ユジノサハリンスクのシティ・モールに行くことになった。3日目・4日目の夜にホテルの部屋で宴会をしたいという気持ちもあったし、現地の大型スーパーだとお土産も確保しやすかろうという算段。ユジノサハリンスクにあるシティ・モールはどうやら「極東ロシア最大級」らしい。ただ、日本で言えば「都市圏にある大きなショッピングモール」に近い。サハリン州はユジノサハリンスク以外の場所になるとかなりの田舎なので、大きなシティ・モールも作りづらいんだろう。
このイベント広場はたしか上坂すみれがサハリンでイベント開いた場所。
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ショッピングモールに来てやっとロシアの本屋を見つけた。『路傍のピクニック』があったら買ってたけど、多分置いてなかった。ナボコフも探したんですが見つけられず。
その後は飯と土産を買うためにスーパーへ。 写真には撮りませんでしたが、ホールチーズがその場での量り売りで販売してました。あとキャビアだけは鍵の掛かった什器に保管されていた。
そして肝心(?)のお酒コーナー。お酒みてておもしろかったのが、ウイスキーがめっちゃくちゃ高いです。1.5倍くらいじゃないかな。
あと、お土産に買った結果うっかり写真に撮り忘れたのが、ペットボトルビール。帰国後にラベルを解読してみたところ、どうもこのシティモール内にある居酒屋で作られた地ビールを同じモール内のスーパーで売っているということらしい。
そんなこんなで色々と食材やらお土産やらを買ってホテルに戻り、地下のレストランで晩ご飯。ロシア料理だけでなく欧風料理を出してくれるので評判がよいらしい。ここのボルシチが牛肉の味がよく出てて最高でした。食事後は部屋飲みに移行となったのだが、自分はもう結構疲れていたので、さくっと就寝。次回はホルムスクの廃墟を見に行きます。
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