真っ白な館

思い付いたことを書きます。

レイナルド・アレナスの邦訳一覧

ふと、棚にあるレイナルド・アレナスの関連書籍を眺めていたところ、意外と世に知られていない翻訳済短編があることに気がつく。
wikipediaにも載っていないようなので、自分の手元にある資料でまとめられる限りの情報をまとめておく。
なお、以下のうち『夜になるまえに』の映画パンフレットだけは一度も目を通したことがないので、もしかしたらそちらに他の邦訳が存在するかもしれない(2017年5月16日現在)。Amazonで中古品を注文したので後日適宜追記していく。他にも、漏れ抜けがあるようなら指摘いただけるとありがたい。
あと、誤字脱字があるとついでに言ってもらえるとありがたい(すみませんマジで見逃すんです)。
※2017年7月17日追記:「目をつむって」追加

書籍

長編
『めくるめく世界』(国書刊行会、1989) / 訳:鼓直
『夜明け前のセレスティーノ』(国書刊行会、2002)/訳:安藤哲行
『夜になるまえに』(国書刊行会、1997/2001[新装版]) /訳:安藤哲行
ハバナへの旅』(現代企画室、2001)/訳:安藤哲行
『襲撃』(水声社、2016)/訳:安藤哲行

短編
「物語の終わり」 『世界文学のフロンティア3 私の謎』(岩波書店、1997)所収
「目をつむって」 『名作短編で学ぶスペイン語』(ベレ出版、2016)所収

映画『夜になるまえに』パンフレット
・詩「自作の墓碑銘」(原題未確認)/訳:安藤哲行

ウェブ公開

安藤哲行「Web版 現代ラテンアメリカ文学併走 詩を選ぶ:レイナルド・アレナス『自作の墓碑銘』」
・詩「どんな生も死なのだろうから」(原題未確認)/訳:安藤哲行
・詩「自作の墓碑銘」(原題未確認)/訳:安藤哲行 ※改訳

書籍未収録翻訳が掲載されている雑誌

ユリイカ』1983年7月号「ラテン・アメリカの文学」特集
・「花壇の中のベスティアル」(Bestial entre las flores) /訳:杉山晃

現代詩手帖』1986年3月号 「Post 20th むこう側への旅2 レイナルド・アレナス」特集
・『めくるめく世界』抄訳 /訳:鼓直
・『一番光る星アルトゥーロ』(Arturo, la estrella mas brillante)抄訳 / 訳:野谷文昭
・インタビュー「レイナルド・アレナスへのインタビュー」(Entrevista con Reinaldo Arenas)
 / 訳:旦 敬介 聞き手:エンリコ・マリオ・サンティ (Enrico Mario Santi)

『すばる』1987年6月号 「海外同時代短編」特集
・「パレードがはじまる」(Comienza el desfile)/ 訳:野谷文昭

ユリイカ』2001年9月号 「レイナルド・アレナス めくるめくキューバ文学の世界」特集
・詩「からっぽの靴」(Loz Zapatoz vacios)/訳:安藤哲行
・詩「意思表明をしながら生きる」(Voluntad de vivir manifestandose)/訳:安藤哲行
・詩「秋が一葉を贈ってくれる」(El otono me regala una hoja)/訳:安藤哲行
・詩「最後の月」(Ultima luna)/訳:安藤哲行
・インタビュー「猫のフェリクスから生の悲劇的感情まで」
 (Del gato Felix al sentimiento tragico de la vida)/訳:鼓直 /聞き手:ヘスス・J・バルケット(綴り未確認)
・声明文「コミュニケ」
 (Comunicado a la Cruz Roja International, a ONU y a la Unesco)/訳:久野量一
・講演「海はぼくたちのジャングル、ぼくたちの希望」
 (El mar es nuestra esperanza)/訳:坂田幸子
・評論「自由の必要性」(Nececidad de libetrad)/訳:久野量一
・短編「パレードが終わる」(Tetmina el desfile)/訳:安藤哲行