真っ白な館

思い付いたことを書きます。

感想

『天気の子』2回目を観にいった際のメモ一覧

初回の感想こちら whiteskunk.hatenablog.com 2回目を観た直後に、映画の冒頭からラストまでの時系列に沿って感じたことをざっと思い出してメモしたもの。「どの場面がどのシーンの前/後に配置されてるか」がアホみたいにすらすらと思い出せたので、ちょっ…

バランスのいい作品がラストで一線を越えてしまった!『天気の子』感想

『天気の子』を観た。二連続でこのレベルの作品が出てくるのマジ……? 自分は新海誠作品のなかで一番好きかもしれない。 映画『天気の子』スペシャル予報 ※以下、ネタバレに一切配慮していません。

Crypkoがゲームとして衝撃だった理由を説明する

はじめに www.itmedia.co.jp これのブコメに「ブロックチェーンかゴミかよ」「補助金もらえますね」「プロのイラストレーターには勝てない」みたいな的外れなコメントがついているのを見て、これ解説しないとダメだわということに気づいたので書いておく。 …

技法と構成におけるラテンアメリカ文学の極北——ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』

以前、TwitterでNetflix新興宗教ドキュメンタリーの話をしていたら「こういう面白い感想が書けるようになりたい」という反応をもらったことがあり、そう言われたこと自体は大変嬉しいけれど、実際のところ俺の感想が面白いわけじゃなくてその作品が面白いだ…

日記:宮沢賢治、『ヘレディタリー/継承』、宇多田ヒカルライブ、やが君ノベライズ

こういうかたちで書き散らしてるときは大体筆が止まっているとき。

完全新作・換骨奪胎・百合・続編――『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション2』感想

11月6日(火)の試写会に当たっていたので観てました。 ※以下、エウレカセブンシリーズのネタバレを大いに含みます。 映画 『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 本予告60秒

京都SFフェスティバル2018参加レポート

タイトルの通りです。実は、9月後半に樺太旅行に行ってきたので本当はそっちのレポート記事を上げたいのだが、画像を上げる手間が結構大変なので後回し。

「実在の事件の再現ドラマ」という体裁の「イカれた怪作」——『ジョンベネ殺害事件の謎』(2017)感想

怪作である。怪作以外の何物でもない。 www.netflix.com

強烈な展開の裏に潜む物語の強固さ――『マガディーラ 勇者転生』感想(2009)

『マガディーラ 勇者転生』をアップリンク渋谷で観た*1。「そりゃ『バーフバリの原点』という売り出し方をされるわ」と思った。 ※以下、『マガディーラ 勇者転生』およびにバーフバリ二部作(『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』)のネタバレを…

実現した「死亡フラグ」の山と、突きつけられる「人災」の現実—『9.11 生死を分けた102分』(文藝春秋、2005)

先日あの9.11のテロから17年が経ったので……というわけではなく、7月末の誕生日に友人からほしいものリスト経由で贈ってもらったので、時間ができたから読んだのである。9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言作者: ジム・ドワイヤ…

成熟を断たれることで成り立つ至高のジュブナイル――映画『ペンギン・ハイウェイ』感想

※本エントリは映画『ペンギン・ハイウェイ』のネタバレを含みます映画『ペンギン・ハイウェイ』 予告2

感想:ひとの醜さと美しさ、そして生きることの呪いと祝福――『みにくいモジカの子』

※本記事は18禁美少女ゲーム『みにくいモジカの子』についての感想記事です www.nitroplus.co.jp 『みにくいモジカの子』PV

日記:『犬神家の一族』、『ペンギン・ハイウェイ』、『DISMEMBER』

24日の夜に『犬神家の一族』(市川崑、1976)を観た。「湖から足が突きでた死体の映画」くらいの情報しか知らず、今これを書きながらWikipediaの基礎情報を観て「日本映画の金字塔」と呼ばれているのかということを知ったくらいだ。角川映画の第1作というこ…

『宇宙戦争』を観て『完璧な夏の日』を思い出した話

※以下、『宇宙戦争』(スティーヴン・スピルバーグ、2005)と『完璧な夏の日』(ラヴィ・ティドハー、2013/邦訳2015)のネタバレを含みます

円城塔について

togetter.com 私自身『文字渦』はまだ読んでおらず、今読んでいるのは『プロローグ』だ。5月末に『エピローグ』を読んでいて、その後『プロローグ』を読みはじめたが、なんだかんだで3ヶ月かかっている。そのようなスタンスの人間から見た限り、ここで出てく…

事実は映画より奇なり―4つのNetflixオリジナルドキュメンタリー作品

lfk.hatenablog.com 少し前に、これを読んだ。恥ずかしながら『テラスハウス』シリーズは未見だし、自分自身Netflixのドキュメンタリーをあますことなく観ているというわけではない。しかし、それにしても、Netflixはものすごいオリジナルドキュメンタリーを…

エドガー・ライト『ベイビードライバー』(2017)

映画「ベイビー・ドライバー(原題)」日本版予告 ᵔᴥᵔ Kool ※英語版の有志私家翻訳版 公式HP 以下ネタバレ

ガブリエーレ・マイネッティ『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(2015)

www.zaziefilms.com イタリアのアメコミ(スーパーヒーロー)もの。事前知識として、「カモッラ」とはイタリアナポリの大きなマフィアだということは知っておくといい気がする。 ローマの片隅で暮らす冴えないチンピラが、ある日超常的な身体能力を手に入れ…

レイナルド・アレナス『夏の色』について

レイナルド・アレナス『襲撃』を再読している。レイナルド・アレナスが「キューバの隠された歴史」を描くことをテーマにしたペンタゴニア(苦悩の五部作)の第五部である。 テーマや主人公のモチーフ的なものを一貫させていることから五部作とされているが、…

5月7日 文学フリマ東京

数年前から知人を誘って「海外文学好き好きボーイズ」というサークルを運営しており、ここ一・二年はサークル参加していたが、今回は転職やその他諸々のプライベートで忙しいため一般参加となった。とはいえ、購入したのは3冊だけだ。1:ゆめみるけんり「ゆ…

長江俊和『放送禁止 邪悪なる鉄のイメージ』感想

放送禁止 劇場版 洗脳~邪悪なる鉄のイメージ~ [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2015/02/18メディア: DVDこの商品を含むブログ (4件) を見るAmazonを貼ってるけどYoutubeで購入すると楽。 どんでん返しか用意されており*1、素直にみれば大変満…

湯浅政明『夜は短し歩けよ乙女』感想

およそ最高の映画であった。 夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫) 作者: 森見登美彦 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2012/09/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

ジョナサン・カラー『文学理論(〈1冊でわかる〉シリーズ)』(岩波書店)

文学理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)作者: ジョナサン・カラー,荒木映子,富山太佳夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/09/06メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 109回この商品を含むブログ (59件) を見る「文学理論とはなんぞや」と…